制作のきっかけ
こんにちは。三姉妹工房+1FUMIです。
今回は最近ようやくリフォームの完成した自宅に戻り、自身の資材や道具たちとの再会を果たし、制作意欲が猛烈な大爆発をしている私のさっそく作ってしまったレザークラフト作品についてご紹介します!
こちらが件のペンホルダーストラップ。
実は最近「多機能ペン」のお気に入りのものに出会いまして、あまりに気に入ってしまった結果
「常に一緒に痛い!持ち歩きたい!連れ歩きたい!」
という、とある沼にはまってしまいました。
「多機能ペン」とは一般的にボールペン+シャープペンシルといったように複数の機能が搭載されたペンのことを指します。
私のお気に入りのペンの詳細については「シャーボXTS10」というものなのですが・・・・そちらについては他社様の製品でもありますので詳しいペンの魅力について語るのは控えようと思います。
そんな私。。しばらくの間は活動量計を首からさげていた紐にこのペンをひっかけていたのですが・・・どうにもお気に入りのペンが傷だらけになりそうで心配・・・
それなら自分の使いやすいペンホルダーを作ってしまえばいいではないか!
そしてさらに大好きなレザーで作ったら愛着も増すのでは!?
そんな夢のひらめきと共に怒涛の勢いで制作に突入したのでした。
こだわりはサイズ感とホールド感!?
ペンホルダーストラップに大切なのは
「お気に入りのペンにサイズがぴったりなこと」
「すっぽ抜けてペンが落ちないこと」
「取り出しやすいこと」
そして今回どうしても「活動量計を一緒につけたい」という野望がありましたのでデザインをつくるときにサイズをしっかり図ることは大切でした!
「取り出しやすいけれど落ちない」
という条件を守るために差し込み口はボタンで留める形状にしました。
入り口の開き自体は縫い目を浅くすることで大きく開くのですが、そのままではペンが落ちてしまうかもしれないのでボタンでとめる形状であればすっぽ抜けることもなく、取り出すときもスっと取れます!
かなりお気に入りの形状でつくることができました。
先端部分もすこしとがらせて細くなっているので見た目も格好良く、さらにペンをがっちりホールドして落ちないようにしてくれます!
レザーを無駄にしたくなかった
今回の作品に仕様したレザーはピンク色のヌメ革なのですが、実は過去に自分で作ったお薬手帳カバーで使わなくなってしまったものを解体して再利用しました。
レザーという材料はどうしてもある程度高価なものということもあり、無駄にはできません!
そして、今回の作品の場合常に身に着けるということもあって経年変化を楽しみたいという気持ちがあり
「ヌメ革で作りたい」
という希望がありました。
そんな中運命的に引っ越し作業中に私の前に現れた過去の作品。
「私を使ってくれていいのよ♪」
と言ってくれているようでした。
そして結果的に完成したレザーは過去に使っていたということもあって、多少水が飛んだりしてもなぜか乾くとしみになってない強い革となっていました。
完成時にレザーケアクリームを塗りこんだこともあって、ハードな使用に十分耐えてくれる心強い子となりました!
活動量計を合体させるには・・・
そして、なぜペンホルダーに活動量計??
とお思いの方もいるのではないかと思います。
実は私、「自分の疲労レベルに気が付かずに体調を壊してしまう」
というあまりよくない欠点があります。
私の病気の特性でもあるのですが、自分の身体感覚に鈍感であるという点で、自分の過活動状態に気が付かずに動きすぎて体力の限界レベルを超えて動けなくなってしまう。
ということがよくあります。
そのための対策として私は「活動量計で自分の活動量を数値で記録する」という方法を使って対処しています。
数値として自分がどれくらいの活動量をしているかということを確認すると、
「やりすぎている」「もう少し活動しても大丈夫」「少し休まないといけない」
という判断材料の一つにすることができるのです。
ただし。活動量計をただ身に着けるのもあまりテンションがあがらない・・・
できればなんとかスタイリッシュに持ちたい・・・・
という気持ちもありまして。
そのための一つのアイディアとして「大好きなレザーのペンホルダーにつけてみよう!」
という実験的な制作動機となったのでした!
ツールを使うにはそれぞれの人の事情がある
今回の作品制作にあたって一つ感じたことがあります。それは
「自分の事情とマッチするツールがあると生活が楽しくなる!」
ということ。
大好きなペンを傷つけることなく持ちたい。
活動量計を楽しい気持ちで身につけたい!
レザーの質感を楽しみたい!
そんな今回の私の事情を考えてデザインした今回の作品を見に着けることで、小さなことではありますが私は確実に楽しい気持ちを味わうことができました。
「あなたのことが大切です」と伝えることのできる作品作り。
それが三姉妹工房+1の活動理念でもあります。
ちょっとしたことだけど、ここがこうなってることがうれしい。
ちょっとしたことだけど、この色を身に着けることで楽しい気持ちになれる。
そういう「ちょっとしたこと」の積み重ねが私の目標をかなえてくれる作家活動に繋がるのではないか。
そんなヒントのようなものをもらった気がしました。
レザークラフトはまだまだこれから
正直なところ、私のレザークラフト作品はまだまだ改善点だらけです。
デザインのアイディアの面でも、縫い目ひとつの揃い方・裁断の鮮やかさ。革の処理。
それらがまだまだ学びの途中。
そんな中ではありますが、少しずつ自分らしく、そして誰かのためになるような。そんな作品を作れるようにこれからも経験と学びを続けていきたいと思います!
頑張りますのでぜひまたこのホームページにも遊びに来て私の成長を見守ってくださいね!
今回も長い記事をお読みいただきありがとうございました!
三姉妹工房+1FUMIでした!
皆様からのメッセージ 三姉妹工房+1・FUMIへのメッセージ