四周年メッセージ

2021年制作のテディベア「ポイナ」

こちらは三姉妹工房+1の活動四周年の時のメッセージになります。(2021.9.1)
過去のメッセージとはなりますが、三姉妹工房+1の歴史を感じていただければと思います。

四周年を迎えて・・

2021年9月1日

三姉妹工房+1は活動四周年を迎えました。
三姉妹工房+1がスタートしたのは2017年9月1日。
友人のJちゃんにサポートしてもらいながら、「せっかく作ったものをいろんな人に手に取ったもらえたら嬉しいな・・」
という感じで、緩めにスタートしました。

根っから真面目な私。やるからにはちゃんとしたい!という思いから、真剣に取り組んできたつもりです。
その結果体調を壊すこともありつつ・・(これは自己管理が必要ですね)

そんな取り組みの中でも多くの人に応援していただき、支え・励ましていただいて作品の多くもお迎えいただいてきました。
残念ながら四年目の活動は全身麻痺の症状に見舞われたこともあり、ほぼ休止期間となってしまい沢山の方にご心配をおかけしたこと心苦しく思っています。

一時は作家活動の終了も頭をよぎりましたが、幸いなことに全身麻痺の症状も少しずつ改善へとむかっており、まだ100%の状態は程遠いものの制作作業をたのしむことのできる時間も多くなりました。

7月からは就労継続支援B型事業所「アートスタジオこくら」に所属し、一部の作品を委託販売という形でお預けしています。

7月末からはminne・三姉妹工房+1ショップともに販売を再開することもでき、現在まだ数点の作品数ではありますがマイペースで楽しみながらの販売活動ができる喜びに浸っております。

今回は四周年を迎えた記念すべき日に、私の夢を語らせてください。

私は病院のリハビリ活動でハワイアンリボンレイと出会い、ハンドメイドという手を使って自分の思い通りのものを作り出す喜び。そして出来上がったものたちからもらえるパワーや癒しに病気に負けない気持ちをもらってきました。

私の作品は技術面ではまだまだ拙い部分も多く、デザインなどに関しても独学の域をでてはいません。
ですが自分の作品を愛する気持ち、そして出来上がった作品を届ける方に対する愛情は他の人には負けないものがあると思っています。

そして、おこがましいかもしれませんが私の作品には「いつか人を癒す」そんな力があると思います。
そんな「作品に癒される」と感じる方が一人でもいてくれれば。私の夢は叶ったも同然なのです。

私が今一番力をいれて取り組んでいる「オリジナルハワイアンテディベア」の製作。
私はこのいままで学んだハワイアンキルト・ハワイアンリボンレイそして様々なハンドメイド技術。
それらを注ぎ込んでより良き「私にしか作れない愛にあふれたテディベア」を数多く生み出したいと思っています。

そしていつか、このテディベアを「心が苦しく・寂しい思いをしている人」のもとに無償で届ける活動をしたいのです。
テディベアを抱きしめて、テディベアの目を覗き込むと「自分の心の声」を聞くことができると私は信じています。
そしてその体験は全身麻痺の症状に見舞われて苦しかった一年間。
何度も何度も繰り返し私を支えてくれました。

自分の心の声とは心の中に住む自分自身・そして封じ込めた子供の自分の声だったりもするのです。

たかがテディベアひとつ。
だけどその存在があれば「生きていける」そう実感することだって夢ではないと思うのです。
そんなテディベアを本当に必要な人に無償で届けること。

もちろんそのためには資金も必要だし、知識も経験も技術も必要です。
ですからテディベアをはじめ多くのハンドメイド作品の販売を通じて、資金・知識・経験・技術。そのどれをも手にしたいと贅沢な願いを持っています。

新型コロナウィルスの流行を通じて「孤独を感じることが増えた」と回答する人が多いとききます。
こんな時代だからこそ、そして病気の苦しみを経験した私だからこそできる活動をしていきたいのです。

亀のような歩みかもしれませんがいつかこの夢を叶えられる日が来ますように。
どうかみなさまの応援をおねがいいたします。

皆様の応援あってこそのハンドメイド作家活動です。
皆様への感謝と愛を胸に。
四周年を迎えてのメッセージとさせてください。

長い文章をお読みいただきありがとうございました。
どうか皆様が健やかに楽しく。そして少しでも心の安らぎとともに生活できますように。

三姉妹工房+1 服部芙美

三姉妹工房+1 minneレターページより
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